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恐竜の尻尾のなかに頭を探す


フリーミアム最終回

本来は、この“恐竜の尻尾のなかに頭を探す”でフリーミアムは終了にする予定だったが、
3月11日午前にフリーミアム3「中国の不正コピーは儒教の教え」をアップした後の午後に
東日本大震災が発生したので、なかなか最終回をアップ出来ずにいたが今回ある程度落ち着いてきたのでアップすることにした。 この最終回は特に若い人たちに読んでいただきたい。

橘玲(たちばなあきら)は「残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法」の終章で、たったひとつの方法とは“恐竜の尻尾のなかに頭を探すことだ”としている。恐竜の尻尾とは、クリス・アンダーソンが書いたロングテールで、下図のようになっている。
無題
iTunesのような音楽配信サービスでは、ごく少数のヒット曲に人気の大半が集中している。
この部分を、恐竜の頭にたとえてショートヘッドという。それに対して尻尾(テール)には、あまり人気のない曲やぜんぜん知られていない曲がずらりと並んでいる。このテールはものすごく長くて、たとえばiTunesでダウンロードできる音楽は、2010年時点で1200万曲を超えている。

これまでのレコード店は品揃えに物理的な限界があったから、ショートヘッドで商売するしかなかった。しかし、インターネット上のレコード店はハードディスクの記憶容量が飛躍的に増大したことで、在庫をほぼ無料で保管できるようになった。

最初はショートヘッドの曲ばかり聴いていたユーザーの一部が、たまには別の曲にトライしてみようと思うようになる。こうしてテールの曲にもすこしずつファンがついて、ニッチな市場から利益が生まれてくるようになった。

ロングテールもフラクタル(ブラックスワン参照)の一種だ。音楽ビジネスのショートヘッドには、ビートルズやマイケル・ジャクソンのような誰もが知っている超有名人が並んでいる。だったらそれ以外はただのごった煮かというと、そんなことはない。ロングテールは様々なジャンルで構成されているからだ。各音楽ジャンルにはそれぞれに人気者(ショートヘッド)がいる。さらに各ジャンルはサブジャンルに分かれていて、そこにも熱烈なファンを持つバンドと、誰も知らないロングテールがある・・・。こうしたジャンル分けは理論上どこまでも続くので、無限のロングテールをもつ市場では、いずれは誰もがショートヘッドになれる。

インターネットは複雑系のスモールワールドで、そこではグーグルのようなハブになるサイトが膨大なトラフィックを集める一方で、ほとんどアクセスのないサイト(ロングテール)が無数にある。市場も同じスモールワールドで、ミュージッシャンや映画監督、小説家、デザイナーからグローバル企業のCEOまで、才能と幸運に恵まれたごく一部がマスマーケットの人気を独り占めにする。これがよくいわれる「勝ち組」「負け組」の構図だ。

でもロングテールのフラクタル構造に注目すると、話はすこし違ってくる。「負け組」とひとくくりにされるサブジャンルのなかにも「勝ち組(ショートヘッド)」がいて、さらにそのサブジャンルのテール部分に虫眼鏡を当てればやっぱり「勝ち組」が見つかるからだ。

あらゆる市場にニッチがあり、そこにはカッコいいとか好きとかの感覚を君と共有する人たちが集まっている。君は彼らに引き寄せられると同時に、引き寄せる魅力を持っているから、それを上手にビジネス化することで「好きを仕事に」できる。

もっともそのビジネスはあまりに規模が小さくて、まともな会社は相手にしてくれないかも知れない。でも、流通コストがゼロになった「フリー経済」なら大丈夫。自分でやればいいだけのことだ。

「好き」を仕事にしたいのなら、ビジネスモデル(収益化の仕組み)を自分で設計しなくてはならない。アップルやグーグルがそのためのインフラを用意してくれている。

「雇われること」をやめて個人でビジネスをすることをフリーエージェントという。フリーエージェントが法人化したものが、マイクロ法人だ。ロングテール時代のビジネスの主役は、大企業ではなく、フリーエージェントとマイクロ法人になるだろう。

私たちが報酬なしでも喜んですることは、給料のための仕事以上に私たちを幸せにしてくれる。私たちは食べていかなければならないが、生きるとはそれだけではない。創造的かつ評価される方法で人に貢献することが、すべての願望の中で最上位に位置する『自己実現』になる。これが仕事でかなえられることは少ない。ウェブは主に注目(トラフィック)と評判(リンク)という単位で構成されているので、ネットを通じて自己実現をしやすい。

昔、ソーホー(SOHO<Small Office Home Office>)という言葉が流行った。
そして、就職するときも「鶏頭となるも牛後となるなかれ」
大企業でなく、小さな会社でトップ(鶏頭)となるほうが大企業で平社員(牛後)でいるよりもよい・・・というような意味だ。どくとるは大学卒業後、東電ではなく中小企業に就職したが、サラリーマン生活そのものが苦手であった。

脱サラをして、雇われるのではなく自分の力で生きてみよう、自分で時間をコントロールしよう、好きを仕事にしよう、上記で言う「ショートヘッド」「フリーエージェント」を目指した。

当時はインターネットなどなかったので、自分の足で色々な人にコンタクトした。東洋経済に「ベトナムでビジネス」と無料で広告を出してもらったり、「個人商社」の著者に会いに行ったり、「ベトナム」の著者である北澤先生に会い、中小企業事業団を訪問したりした。ベトナムでは当時の東京銀行ホーチミン初代支店長(本行では副頭取クラス)と面談した。 

そしてこれら面談を申し入れた人、友人、知人から紹介していただいた仕事が実際の仕事になっていった。今はインターネットがあるので、簡単に自己アピールができるし、ネットワークも作れる。
しかし、最後は実際に人に会うことである。著名人でも自分が感動し、尊敬していれば会ってくれるものである。素直に自分が感動している旨を伝えればよいのである。
要はその人の人間性、一番のポイントは積極性があって、素直、自然な人である。

全く新しい提案ができれば、取りあえず、ロングテールのショートヘッドになれる。この提案とは自分の好きなこと、社会の役に立つこと、人を感動させることをまず第一に考えなくてはいけない。どうやったら金儲けができるかを考えてはいけない。こういう仕事、事業には金は後からついてくるものである。

人と人とのコミュニティ、ネットワークができると、その中から紹介が生まれてくる。これはセレンディピティと呼ばれるもので、いわゆる良い黒い白鳥に身を晒した結果である。

良い黒い白鳥に身を晒すとは、「ブラックスワン」のおさらいだが(2010年5月29日ブログ参照)世界は非線形(R)だ。自然はR、線形ではないので予測不可能である。
世の中は非線形なRなので、一直線にはいかない。下手な計画は立てないほうがいい。セレンディピティを最大化し、自然に逆らわずに考えたり行動すると(しかし、運を味方にするには準備を怠らないこと)、物や事柄の本質が見えてくる。よい偶然(よい黒い白鳥)が現れる、またそのように感じるようになる。和尚風に言えば「仏が導いてくれる」である。その偶然がまた次のよい偶然を導いてくれる。

細かいことや局所的なことは見ない。杓子定規になるな。

運は準備を怠らない者に味方する。 準備とは未来を予想(先を読む)して、それに相応しいことを準備しておくことである。別の言葉で言えば、物事を”生かす”ということだ。

チャンスや、チャンスみたいに見えるものには片っ端から手を出す。

セレンディピティ(霊性、遇察力、偶然をきっかけに閃きを得、幸運を掴み取る)のまわりでウロウロしてエクスポージャーを高める。ふとした偶然をきっかけに幸運をつかめる。パーティーへ繰り出そう!(人と積極的に会え)

有利な結果のほうが、不利な結果よりもずっと大きい状態に自分を置くこと。
間違ったことを几帳面にやるよりも、正しいことを好い加減にやるほうがいい。

自分の時間や自分の予定、そして自分の人生を自分で思いのままにする。自分の土俵を自分で決めれば、自分の人生がそれまでよりずっと思いのままになる。自分のすることなら、いつだって自分の思いのままにできる。だから、それを自分の目指すものにするのである。

セレンディピティが次のセレンディピティを呼び込む。これが世の中の自然で正しい姿ではないか。
仕事でも生活でもこのセレンディピティを十分に生かすことが人生を楽しくするコツである、とどくとるは激しく考える。



お願い
最近Facebookを通じてどくとるとお友達になりたいという人が多く、大変有難いことだと思っています。
しかしながら、中国同様、ベトナムもFacebookに制限がかけられています。Facebookでコンタクトしてきて頂いた方々に返事ができず申し訳なく思っています。

どくとるがFacebookに加入した時は問題なかったのですが、その後制限が設けられたようです。
Facebook以外の方法、例えばTwitter(doctolu)、Mail(indoshina@gmail.com)、コメント欄への書き込み、または直接おうちカフェバーサイゴンにおいで頂く等の方法でコンタクトしてください。



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プロフィール

ドクトルさかもと

Author:ドクトルさかもと
1949年八王子生まれ
1973年立教大学社会学部観光学科卒業
旅行会社、貿易商社、自営業を経験
Bepal親子の印度哲学の旅 フンザ王国でのお花見
リオのカーニバルで踊りまくり等のイベント実施

近未来遊楽生活
5FA35EE4-60C6-4362-AF63-1DDB31E45891.jpg リアルとバーチャルの境界が溶け始めてきた現在と近未来を見据えて、「近未来遊楽生活」を始めました。ブログ「熱帯楽園倶楽部」の発展系です。 遊楽生活には、大/小道具、大/小イベントが必要と考えています。その道具類の導入から使いこなし、イベント(旅、パーティー)の楽しさ等々を面白おかしく書き綴っていきます。 リアル拠点はホーチミン市と八王子市にあります。
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