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IT社会学 最終講 


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いい本を発見した。ちくま新書、佐々木俊尚著の「キュレーションの時代」だ。情報社会論として光っている。
どくとるがIT社会論として言いたいことは全てこの本の中に入っている。
故に、今回はこの本のエッセンスにどくとるの視座を入れることでIT社会学は最終講としたい。

タイトルとなっているキュレーション(Curation)とは、自分の価値観や世界観に基づいて情報を拾い上げ、そこに新たな意味を与え、そして多くの人と共有すること。
ちょっと分かり難いが、要するに物事を見聞きした時の自分の見方、考え方ということで、その見方をブログやSNSで発信する。同じ物事でも、人それぞれ捉え方が違う。他人の視座を今の時代は簡単に共有できる。
例えば、いまこのブログを読んでいただいている読者はどくとるの視座、佐々木氏の視座で今の情報社会を見るということになる。

私たちは情報そのものの真贋を見極めることはほとんど不可能だけれども、その情報を流している人の信頼度はある程度は推し量ることができる。だからこそ、「人」を視座とする情報流通は、いまや圧倒的な有用性を持つようになってきている。この視座を提供する人をキュレーターと呼び、そして、キュレーターが行う「視座の提供」がキュレーションである。

佐々木氏はブログやフェイスブック等の視座にチェックインし、視座を得ると言う行為は自分の視座とは常にずれ、小さな差異を生じ続けている。このズレは収集された情報に常にノイズをもたらす。このノイズこそが、セレンディピティ(偶然幸運とぶつかる力)を生み出すと言っている。

人によって同じ物事でも前向きに(セレンディピティだと)捉えられる人もいれば、否定的に捉える人もいる。
別の言葉で言えば、神・仏の采配だと感じられるかどうかだ。
世の中は常に変化しており(諸行無常)、自分も相手も変化している。変化にはプラスのみならずマイナスも存在する。しかし、変化そのものを楽しむと言う”気”さえあれば、マイナスもまた楽しいものになってくる。
特にインターネットの世界は刻々と変化している。インターネットは覚えることではない。変化を楽しみ、変化の中に旋律を聞くことなのだ!

from iPad 059 from iPad 058

本は「ジョゼフ・ヨアキムの物語」から始まる。ヨアキムは放浪者だったが、晩年で絵に目覚め、素晴らしい絵を描き始める・・・。(しかし、紙の本だとその絵を見たい、音楽を聴きたいと思っても難しい。そんな時は傍らに置いたiPadで「ジョゼフ・ヨアキム」とキーワードを入れて検索すれば、絵は簡単に出てくる。↑ 本の中で紹介されている音楽も同様、iTunesにアクセスすれば1分30秒間無料聴取でき、気に入ればその場で購入できる。電子書籍の場合は、ネット上の操作はほぼなんでもできる)

佐々木氏は、オフラインのリアル空間にオンラインが進出することによって、ネットは屋外で人々が活動するための基盤にもなっていくと述べている。従来、ネットの世界は自宅の暗い部屋の中に置かれているパソコンと言う固定機器の枠組みの中でとらえられていたため、「ひきこもり」的なイメージを内包していた。ところがインターネットがパソコンからiPadなどのタブレットやスマホに利用の主な舞台を移していくことによって、この「ひきこもり」的イメージはどんどん剥がされている。そう、スマホやタブレットを持って旅に出よう!

反対に、特殊な買い物などでは外をうろつき回る必要はない。アマゾンや楽天などで、写真や動画を見て購入。
今日本では地方の田舎で一人暮らしの老人が買い物に困っているという話を聞く。特に足が悪くなってくると大変だ。もし、その老人がネットショッピングができれば、画面を見てほしいものをオーダーでき、配送もやってくれる。また、ヤフーオークション(ヤフオク)では、欲しいものがオークションで落とせる。

どくとるは日本に行くたびにヤフオクで健康食品を半年分ほど落としている。
3月日本に行った時に落とした健康食品は「コエンザイムQ10」と「ラスベラトロール」だ。
マツキヨなどで販売している健康食品の価格はほとんどが定価通りだ。これは絶対おかしいと思って、ヤフオクにアクセスしたのだが、希望商品は検索ですぐ見つけ出せる。定価の半額くらいである。もちろん新品。以前リオのカーニバル用にマツケン衣装もヤフオクで落とした。このように普通の店では売ってない商品も検索で見つけ出すことができる。それもリーズナブル価格で・・・。


ぷらす

あとがき

世界の情報を流通させる巨大なソーシャルメディアプラットホーム(フェイスブックやツイッター等)。
その上に形成されていく無数の情報ビオトープ(生物生息空間)。
それらのビオトープに接続し、視座を提供する無数のキュレーターたち。
そしてそれらキュレーターにチェックインし、情報を受け取るフォロワーたち。
グローバルなプラットホームの上で、コンテンツやキュレーター、それに影響を受けるフォロワーなどが無数の小規模モジュールとなって存在する。その関係はつねに組み替えられ、新鮮な情報が外部からもたらせれていく生態系の誕生。


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プロフィール

ドクトルさかもと

Author:ドクトルさかもと
1949年八王子生まれ
1973年立教大学社会学部観光学科卒業
旅行会社、貿易商社、自営業を経験
Bepal親子の印度哲学の旅 フンザ王国でのお花見
リオのカーニバルで踊りまくり等のイベント実施

近未来遊楽生活
5FA35EE4-60C6-4362-AF63-1DDB31E45891.jpg リアルとバーチャルの境界が溶け始めてきた現在と近未来を見据えて、「近未来遊楽生活」を始めました。ブログ「熱帯楽園倶楽部」の発展系です。 遊楽生活には、大/小道具、大/小イベントが必要と考えています。その道具類の導入から使いこなし、イベント(旅、パーティー)の楽しさ等々を面白おかしく書き綴っていきます。 リアル拠点はホーチミン市と八王子市にあります。
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